2008年06月18日

歯肉をはがしたときの骨や歯根の状態

ill_kaimei_2.gif健康部では歯冠と歯根の境目近くまで歯槽骨が歯根をしっかりと取り囲んでいます。骨の表面は平坦で、吸収像はありません。歯と歯肉は密接しているので、歯肉剥離表面には歯石や歯垢の付着は見られません。歯肉炎になった部分では、歯肉をはがすと歯肉ポケット内に種々の量の歯垢や歯石が付着しています。しかし歯肉と歯根の付着はあまり破壊されておらず、骨の変化もほとんどみられません。

一方、歯周炎になった部分の歯肉をはがすと、歯槽骨が吸収され、歯根が種々の程度に露出している様子が明らかに分かります。歯周ポケットに面する歯面には、複雑な歯根の形態に沿って歯根の凹面や根分岐部の裏面にまで大量の歯石や歯垢が付着しています。吸収された骨面は一般に粗くなっていますが、吸収の仕方や程度は個々の歯や根面で異なり、場所によっては水平性に骨が吸収されたり、歯根に沿って垂直性に楔状の骨吸収がみられたりします。骨の吸収状態はレントゲン像とよく対応し、炎症によって骨がなくなった部分はエックス線が透過し黒い影として認められます。

ラベル:歯周病
posted by 歯周病予防 at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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